アングル3:安定

jyosei-tensyoku

人間は太古の昔から、外敵から身を守り、食糧が確保でき、安心して子育てをしながら暮らしていける場所を求めていました。

それゆえ、心安らかに、生活費の心配もない平穏な暮らしをするための仕事を選ぽうとするのは、人間としてごく自然な仕事選びということができます。

日本は長い間、農業が産業の中心で、村という共同体の中で、和を重んじ、助け合い、人間関係を重視して暮らす人々の多い国でした。

もともと農業そのものが、安定的に食糧を得るための人間の知恵だったのです。

こうした安定を選ぶタイプの人は、ドラマチックな人生よりも平穏な人生を望み、個人の生活を大切にしたいと考える家族志向の人が多いといえるでしょう。

地位や名誉を求めて、あくせくと、ストレスの多い人生を送るよりも、ほどはどの報酬を得て、着実に無難に生きていきたいと考える人が多いようです。

それだけに戦後の、日本型雇用といわれた終身雇用・年功序列の制度は、多くの日本人にぴったりだったといえます。

しかしこのところ、この終身雇用制が崩れはじめ、年俸制やリストラによる人員削減などが普通に行われるようになってきましたからヽ終身雇用制の上にあぐらをかいて安心できる社会ではなくなってきたことを念頭に置いておく必要があるでしょう。

これからは、「会社や組織に入っていれば安心」ではなくて、いつ何時、会社が潰れたり辞めなければならなくなっても、自分らしい生活が守れる社会的ニーズのある技術や能力を身に付けておくことが肝心ではないでしょうか。

このことは男女ともにいえることで、変化に強い人間になっておくことが「安定」を守ることにつながるという時代になってきています。

それだけに、変化が起こっても多くの人が対応できるよう求人広告や人材バンクなどの転職情報が充実していることは、「安定」した人生のための欠かすことのできないインフラ(環境整備)ということができます。

「安定」を守るには、情報の入手・活用に強くなることも必要なのです。