アングル6:憧れ

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人は小さな頃から、電車ごっこや、ままごと遊びをしながら、大人になった自分の姿をイメージしています。

子供の頃、「大人になったらどんな人になりたい?」という質問も子供に対してよく行われます。

「坂本竜馬みたいになりたい」「先生みたいになりたい」「お父さんみたいになりたい」等々、人は、職業をとおして見える生き方に感動し、憧れを持つことも少なくありません。

自分にピッタリのライフワークを持った人は、とても素晴らしく見えるものです。大成した人は、こうした憧れに向かってまっすぐに精進し、努力を積み重ね、ついに憧れの職業に就いている人が多いようです。憧れは人を育て導いていくのです。

堅実・着実な生き方を好む人は、こうした憧れ志向の仕事選びをうわついているかのようにとらえることがありますが、一度きりの人生、思い残すことのない人生を生きるために、憧れを大切にして、挑戦の人生を送るのも一つの素晴らしい生き方ということができるでしょう。

しかしまた一方で、憧れを達成するためには、本人の肉体的・精神的適性・能力・性格・人格・運・チャンスに恵まれる必要があります。人生は有限です。しかもスポーツや芸術的な仕事の場合などは、若いうちに運動能力や感性を磨く必要がありますので、自分自身の適性・能力などを、よく見極める必要があるでしょう。

若い時代に身に付けられる音感などの能力と、ある程度年齢を重ねてから身に付けられる交渉力などの能力とがあります。憧れ志向で仕事を選ぶ場合こそ、自分自身を客観的に見つめ、賢く育てていくことが必要とされるのです。

憧れの仕事を手中にするには、ハードな競争の中で勝ち残っていくことが必要です。そのためには進学・就職といった進路の選び方に特に注意すべきです。憧れの業界で力を持つ教授や講師・先輩など、自分を引き立てて育ててくれる人物に出会えるかどうかを十分チェックしてください。

また、引き立ててもらえる自分になるために、日頃使う言葉やマナーに磨きをかけていきましょう。マナーの良くない人は、実力があっても立派な人になかなか紹介してもらえないものです。憧れが大きければ大きいほど人への配慮・努力が必要なのです。